
市営の駐車場は、少し離れたところに2か所(現在は増えているかも)あり、停めてから歩きますが、この歩いて工場に向かうのもまた、良い感じです。
当時は、まだ世界遺産に登録される前ということで、来客数も、そんなに多くはなかったですが、それでも社会見学や社内旅行の見学先として、結構な方が来ていました。
富岡製糸場って?

明治維新後、日本政府は外国と対等な立場になることを目標に、産業や科学技術の近代化を進めていきました。
政府は生糸の品質改善・生産向上と、技術指導者を育成するため、洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場をつくることを決めました。
そのための資金を集める方法として力を入れたのが、生糸の輸出でした。生糸の生産は、群馬の名産でもあったので、海運など交通の便もよい富岡市に作られたようです。

なお、構内は見学可能な場所と、立入禁止の場所があるので注意してください。
なんでも、ポケモンGOで立入禁止敷地内に入ろうとしたひとが注意されたらしいです(7/23のニュース)。
また、トイレは入口のところと、中庭にしかありません。それも古いので、ご注意ください。
では見学してみましょう!
富岡製糸場の正門を入ると券売所があるので、大人1000円・中高生250円・小学生150円の入場券を買いましょう(2011年当時はもう少し大人は安かったです)。
券売所の目の前にあるレンガの大きい建物が「東繭倉庫」です。
倉庫の左右はギャラリーになっていますので、いろいろなイベントなどが開催されますし、中にショップもありますよ。
現在、老朽化などのため、内部が一般公開されている建物は、この「東繭倉庫(国宝)」と「繰糸所(国宝)」のみですが、外から見ているだけでワクワク感が伝わってきます。主に繭を貯蔵していた建物です。2階に乾燥させた繭を貯蔵し、1階は事務所・作業場として使っていました。長さおよそ104mにもおよぶ巨大な繭倉庫です。
入ったらまず「ボランティアガイド」さんの、見学ツアーがあるか確認しましよう。
館内を、ただ見てまわるだけより、ボランティアガイドさんの話を聞きながら回ると、とっても面白いし勉強にもなります。
建物を確認してみよう!
シルク関係のグッズなんかも買うことができます。行った時は、糸紡ぎ体験ができました!いまは抽選になっているそうです。
このときは、体験も私の子供2人がやっていたら、他の観光客が見に来ました。その後の体験希望者でも誰でも出来たんですが…
レンガを良く見ると職人さんの家紋が彫られています。
建物を作った職人さんが、後々まで残る記念にと残していったと、ボランティアガイドさんが言っていました。
大きくそびえ立つ「煙突」や広場の奥には「西繭倉庫(国宝)」があります。こちらは中に入ることはできません。またその奥には普段は見ることができない「鉄水溜(てっすいりゅう)」などもあります。
鉄水溜(重要文化財)は、一般公開はなく、たまに公開しています。明治8年頃に造られた製糸に必要な水を溜めておくための巨大な水槽で、作られたのは造船所です。
この鉄水溜の製造には軍艦の造船技術であるリベット止めが使われ、およそ400トンの水を溜めおくことが出来ました。
女工館や検査館などの建物も当時のまま残されておりますし、構内の「病院」などもあって、当時の整った体制に驚かされます。
その病院跡の向かいが、「繰糸所(国宝)」です。繭から糸を取る作業が行われていた建物です。長さ約140mの巨大な工場で、創設時にフランスから導入した金属製の繰糸器300釜が設置され、世界最大規模の器械製糸工場でした。
電気を使わなくても明かりが採れるような天井作りになっていたり、小屋組みにトラス構造を用いることで建物の中央に柱のない大空間となっていたり、なかなか見ごたえがあります。
繰糸所の東南、富岡製糸場の南側を流れる鏑川に一番近いところには、「首長」が住んでいたブリューナ館(ブリュナ館)があります(重要文化財)。
指導者として雇われたフランス人 ポール・ブリュナが家族と暮らしていた住居です。
コロニアル様式で、床が高く、建物の四方にベランダが回り、窓にはよろい戸を付けた風通しの良い作りとなっています。
ブリュナが去った後は工女の寄宿舎や教育・娯楽の場として利用されました。レンガ造りの建物の地下には、ワイン倉庫もあるそうです。
まとめ
富岡製糸場は、とても広い敷地なのですが、ボランティアガイドさんの話を聞きながら回ると、あっという間に時間が終わってしまいました。そのあとは自由見学をしてまわりました。
製糸場の近くのソフトクリームがまた美味しかったですよ!
【富岡製糸場公式ホームページ】
→世界遺産富岡製糸場の公式サイトはこちら
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